下痢が長く続く時、危険な症状かも(薬剤師監修)
下痢が続いて辛い、薬を飲んでも治まらない そんな下痢の症状、ほっておくと命の危険があります。
下痢だと思っていたらまさかの入院ってこともあり得るのです。
下痢が長く続く時、危険な症状の可能性も
下痢が長く続く時は胃腸や体内に何らかの異常がある時です。
下痢の原因は主に
・水分、食品の摂りすぎ
・寝冷え ・食あたり
・ストレス ・アレルギー
・感染症 ・医薬品の副作用
・消化器系やその他の病気
が考えられます。
時期的なものもありますが、飲食物の摂りすぎや寝冷えなどの下痢が多いです。
これらの下痢は1~2日程度で改善する事が多いです。
それ以外の原因で起こる下痢は2週間以上の長期間で起きる事があります。
特に感染症や医薬品の副作用、病気による下痢は長く下痢が続き、最悪、命を落としてしまう事があります。
下痢の症状が続く時、下痢の状態も確認しておく事も大切です。
・下痢の色
・臭い
・頻度
です。 普段と違う下痢の色、白色や赤色、黒色の時は注意が必要です。
下痢に血が混ざってる、脂っぽい、臭いが異様にする時、1日の下痢の頻度、回数が多い時も要注意です。
下痢以外の症状があるか無いかも重要です。
・風邪の様に熱、咳、鼻水などの症状があるか。
・蕁麻疹やかゆみがあるか。
・吐き気や気分が悪い事があるか。
・身体が異様にだるい事があるか。
こういった症状があるか無いかでも下痢の原因が違ってきます。
感染症や医薬品を服用せずに慢性的な下痢が続く時は消化器系の疾患が原因の下痢の可能性があります。
最近は若い人を中心に潰瘍性大腸炎やクローン病が増えてきています。
ストレスや飲酒、喫煙が主な原因と言われていますが、完治が難しい病気です。
これらの病気は大腸がんの原因になってしまう事があります。
下痢が長期間続く(目安は2週間以上)、短期間でも下痢の状態がいつもと違う時はお医者さんに診てもらった方が良いです。
下痢になった時はどうすればよい?
下痢になった時は出すものは出した方が良いです。
だいたいの下痢は1~2日程度で改善されます。
それでも改善されない時はお医者さんに診てもらうべきです。
下痢が続く時は体内の水分が失われているので、取れる時に少量でも水分を取った方が良いです。
高齢者や小さいお子さんは体内の水分量が少ない為、下痢が続くと危険な事があります。
水分量が低下すると、脱水症状や最悪な場合、痙攣や心不全を引き起こす事があります。
食事は無理をしない程度で大丈夫です。
消 化吸収の良いものを取り、脂っこいもの、刺激が強いものは控えた方が良いです。
当然、飲酒も控えて下さい。
・下痢の色、回数、臭い、が普段の下痢と違う。
・下痢以外の症状が起きている。
・お薬を飲んでから下痢が続く。
これらの下痢は早急に医者にかかるべきです。
また下痢止めの薬は下痢の症状によっては飲まない方が良い時があります。
特に感染症が原因の下痢の時は下痢止めの薬を飲む事で体外に感染症の原因が排出されず症状が悪化してしまう危険があるからです。
下痢で不安になったらお医者さんに診てもらうのが大切です。
まとめ
下痢の原因は様々あります。
下痢が慢性的に続く、頻度が多い時は無理しないでお医者さんに診てもらうべきです。 また下痢になった時はこまめに水分補給を取る事が大切です。
高齢者や小さいお子さんは水分が失われやすいので特に注意が必要です。
下痢止めも下痢の原因によっては使用しては行けない場合があります。
下痢が改善しない、少しでも不安を感じたりした場合はお医者さんに診てもらうべきです。