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熱中症や脱水症状にはなんで経口補水液が良いの?水では駄目な理由とは?(薬剤師監修)

 

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熱中症や脱水症状の予防やそれらの症状になった時によく聞く経口補水液

なんで水やお茶よりも良いのか?

そんな疑問にお答えします。

 

 

経口補水液熱中症や脱水症状に良いのはなんで?

熱中症や脱水症状の予防や症状に経口補水液が良いと言われていますが、それにはちゃんとした理由があります。

それは電解質を効率的に取れるからです。

熱中症や脱水症状には経口補水液で無くても水分が取れれば最低限は問題ありません

熱中症や脱水症状は体内の水分が低下して危険な状態だからです。

熱中症や脱水症状の状態では汗や尿量が異常に増えます。

汗や尿量が増える事で水分やナトリウム、カリウムといった体内の電解質も体外に排出されるようになります。

この電解質を補う目的で経口補水液を用いるのです。

経口補水液は失われた電解質の補給と水分、その他の体内に必要なものを補給できる様になっています。

メーカーごとで成分量は違いますが、熱中症や脱水症状時に必要な成分に大差はそこまでありません。

違いと言えば味が違う、飲みやすいか否か位です。

中には病院で用いられる点滴とほぼ同じ成分経口補水液もあるくらいです。

では、電解質が体外に多く出てしまうと危険な訳とはどのようなものがあるのでしょうか?

電解質のバランスが崩れるとどうなるか

体内での電解質のバランスが崩れるとどうなるか? 暑いと汗をかきます。

汗の中に電解質も含まれて排出されます。

この状態が続くと電解質のバランスが崩れます。

体内で電解質のバランスを整えようとします。

ある水分量に対して電解質の量は決められています。

電解質が少ないと、体内の水分量を調節しようとなり、汗が止まらない、尿量が増えます。

ある一定値の電解質が失われると筋肉が痙攣を起こします。

足がつりやすくなったり、心臓の脈が乱れたり、最悪、心臓が止まったりします

また、神経の働きにも電解質が関与しているので意識消失を起こしたりします。

電解質のバランスが崩れると命の危険があるのです。

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電解質の取り方

熱中症や脱水症状にならない為にこまめに電解質を取るようにしましょう。

量としてはナトリウムが水100mlに対して40~80mg含まれているものが良いとされています。

市販の経口補水液熱中症予防の飴やタブレットには必要な電解質が含まれているので問題ないでしょう。

暑い日に外出する時はこまめに水分補給を忘れない様にして下さい。

特に小さいお子さん高齢は体内の水分量が少なく、熱中症や脱水症状になりやすく、命の危険も増しているので気をつけて下さい。 

また、小さいお子さんや高齢者は水分補給を嫌ったり水分を取らない傾向があるので多少は無理させてでも水分補給をした方が良いです。

まとめ

体内の電解質が失われると命の危険があります。

特に小さいお子さんや高齢者です。

熱中症や脱水症状は5~6月の梅雨の時期にも起きやすいです。

野外だけでなく室内でも起こりやすい時期にもなります。

普段より少し多めに水分補給を心がけ、出来れば経口補水液の様に電解質も摂取できるようなものだと良いでしょう。