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カビや食中毒が怖い季節。対策には消毒用エタノールを! (薬剤師監修)

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梅雨の時期、カビや食中毒が怖い時期になりました。

手軽に出来るカビ、食中毒対策 それは消毒用エタノールを使用する事です。

消毒用エタノールはどのようなものなのか述べていきます。

 

 

最強のお手軽消毒薬、エタノール!その実力は?

消毒用エタノールはほぼ全ての菌やウィルスを殺菌出来ます

インフルエンザウィルスや風邪の菌、カビの原因菌などほぼほぼ殺菌出来ます。

殺菌出来ないのはノロウィルスやある種の菌のみです。

その上、消毒用エタノール人体への安全性が高く使用しやすいのです。

消毒用エタノールは揮発性が高く、使用しても残らない扱いやすい消毒薬なのです。

医療現場でもその有効性、安全性の観点から消毒用エタノールは重宝されています。

消毒用エタノールにはタンパク質を凝固させる働きがあります。

ウィルスや菌、カビは主にタンパク質からできています。

タンパク質が凝集すると、働きが出来なくなり殺菌効果が期待出来るのです。

消毒用エタノールで気をつける事

消毒用エタノールは80%の濃度が一番効果があります。

市販で売られている消毒用エタノールは薄める必要がありません。

薄めてしまうと消毒用エタノールの効果は無くなってしまうので注意してください。

消毒用エタノール無色透明の液体です。

ようは濃度が非常に濃いお酒です。

誤って飲んだりしないようにして下さい。

ペットボトルなどの容器に入れてしまうと水と勘違いしてしまったりして誤飲が起きてしまいます。

小さいお子さんがいる家庭では、取り扱いに十分に気をつけて下さい。

アルコールに過敏症がある方も気をつけて下さい。

揮発性が高く、また引火性も高いので消毒用エタノールを使用する際は換気を十分に行い、使用するようにして下さい。

容器に入れて保存する際は必ず密閉を忘れないようにして下さい。

揮発性が高いため、すぐに蒸発します。

使用する場所や部位にも気をつけて下さい。

エタノールは油性マジックや接着剤を溶かします。

革製品も傷めたりします。

アクリルやニスなども溶かしてしまう為、使用する場所の素材を確認してから消毒用エタノールは使用して下さい。

生鮮食品への使用は控えて下さい。

それらの食品を傷め、品質を落としてしまいます。

目や口、鼻などの粘膜、傷口には消毒用エタノールが付着しないように気をつけて下さい。

刺激感が強く出てヒリヒリしてきます。

肌が弱い方も何度も使用する事で肌荒れや手荒れを引き起こすことがあるので注意して下さい。

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消毒用エタノールを正しく使うには?期待出来る事

まずは薄めずに使用する事です。 薄めて使用すると効果は無くなります。

ティッシュや脱脂綿に染み込ませて使うときは消毒用エタノールを染み込ませたらすぐに使用して下さい。

放っておくと勝手に蒸発します。 揮発性が高いので換気を行うように心がけて下さい。

周りに引火物がないように気をつけて下さい。

包丁やまな板などの金属類や調理器具には使用できますが、生鮮食品には直接使用しないように。

また革製品、アクリル素材、ニスが使用されている家具など表面を傷めたり溶かしたりすることがあるので気をつけて使用して下さい。

カビが生えている箇所に使用する場合、先にカビを拭き取ってから消毒用エタノールを使用すると効果的です。

ただし、消毒用エタノールには漂白作用がない為。黒ずみはのこりますので気をつけて下さい。

まとめ

消毒用エタノールなウィルスや菌、カビはほぼ殺菌します。

効かないのはノロウィルスや芽胞という最強の防御壁を作る菌など限られています。

消毒用エタノールは消毒薬、殺菌薬の中でも安全にかつ広範囲にわたり使用出来るものになります。

使用上の注意として、薄めない、目や鼻、口の粘膜や傷口の消毒には使用しない、使用できない製品もあるという事を注意して下さい。