風邪薬の副作用で症状が悪化?風邪薬の危険(薬剤師監修)
風邪を引いたが病院に行ける時間が無い。
そんな時にドラッグストアなどで市販の風邪薬を飲んで風邪を治したいって事があるかと思います。
しかし、風邪薬を飲んでも風邪が治らない、むしろ悪化している。
そんな症状が現れたら、風邪薬の副作用かもしれません。
実はこんな症状も風邪薬の副作用かも
風邪薬を飲んでからこんな症状が出たら、それは風邪薬の副作用かもしれません。
身体がだるい、微熱っぽいから風邪薬を飲んだら、更に身体がだるくなった、微熱が続く
これらの症状は風邪薬で肝臓の機能が落ちてしまっている可能性があります。
肝臓は薬を分解、活性化させたりする働きがあります。
風邪薬の成分によっては肝臓により負担をかけてしまうものもあります。
肝臓に悪さを働く薬もあります。
特に飲酒が多かったりなどで日頃から肝臓に負荷をかけ過ぎてる人は風邪薬で肝臓の機能が落ちやすくなってしまっているかもしれません。
身体のだるさ、微熱が続く時は肝機能が低下しているサインの可能性があるので病院で精密検査を受けて貰って下さい。
風邪薬を服用してからトイレの回数が増えたり出にくくなった、血圧が高い日が多くなった、血尿が出る。
これらの症状は腎臓の機能が落ちている可能性があります。
薬は尿から身体の外に出るものもあります。
風邪薬の服用で腎臓に負荷がかかり機能が落ちてしまう事があります。
腎臓の機能が落ちると尿が作られなくなったり、作られ過ぎてしまう症状が出る事があります。
腎臓には血圧をコントロールする作用がある為、腎機能が低下していると血圧が高くなってしまう事もあります。
風邪薬を飲んでから咳が止まらない、全身がかゆい、蕁麻疹がでる。
これらも風邪薬の影響によるものかもしれません。
風邪薬の副作用で起きるものや風邪薬を飲む事で起こるアレルギー反応の可能性です。
人によっては風邪薬の有効成分を身体が異物と判断し、アレルギーの症状が出てしまう事があります。
咳込んだり、鼻水が出る、痒みや蕁麻疹、身体のだるさなどがあります。
アレルギー反応には他にも風邪薬の添加剤で起こる事があります。
添加剤の中にはトウモロコシ由来のものや乳糖、保存剤などが含まれている事があります。
これらの添加材でアレルギーが起こってしまう事があります。
風邪薬を飲んで3~4日、症状が治らない時はお医者さんにかかった方が良いです。
風邪薬の正しい選び方
風邪薬はどれを選んだらいいのか分からない
そんな時はドラッグストアの薬剤師や登録販売員に相談しましょう。
専門の知識があり、症状や体質にあった風邪薬を選んでくれます。
購入時には以下の事を伝えるとよりよいです。
・熱、咳、鼻水、痰が絡む、だるさ、のどの痛み どの症状がひどいか
・他に飲んでいる薬やサプリメント
・病院で治療している病気や怪我があるか
・妊娠中、授乳中であるか
・車の運転、高所作業をするか
・眠くなりにくものがよい
・風邪薬を飲むのは本人、家族、または知り合いかどうか
・食物や薬のアレルギーはあるか
・今までに副作用やアレルギーが出た事はあるか
これら以外にも気になった事は伝えた方が良いです。
特に家族の方ですと高齢の家族へ風邪薬を買う際は注意が必要です。
風邪薬は前立腺肥大症や緑内障などの病気の方への服用は出来ないものが多くあります。
知らずに服用してしまうとそれらの症状が悪化してしまう事があるので注意して下さい。
まとめ
風邪薬を飲む事で逆に症状が悪化したり副作用が出てしまう事があります。
3~4日風邪薬を飲んでも症状がよくならない時は直ぐに病院へかかる。
少しでも気になる症状が出たら薬剤師や病院に相談する。
購入時は出来る限り薬剤師や登録販売員へ情報を伝える。
これらの事が重要になってきます。