パンダって実は変な生き物なんです!
変わった生き物 パンダ。
上野動物園でパンダのシャンシャンが一般公開されて大賑わいになっています。
皆さんはもう、シャンシャンを見に行かれたでしょうか?
そんなパンダですが、あの可愛らしい姿の反面、とても変わった生き物なんです。
パンダって言われたら何を思い浮かべますか?
皆さんがパンダと言われて思い浮かべるのは白黒の大きな熊だと思います。
パンダの正式名称は「ジャイアント・パンダ」。
何故、ジャイアントとつくのか? それはある動物が関わっています。
もう1種類のパンダ、「レッサ―・パンダ」です。
元々、パンダという名前は「レッサ―・パンダ」を示すものでした。
しかし、ジャイアント・パンダが中国で発見されるとそのインパクトのある姿からパンダという名称がジャイアント・パンダを示すものになりました。
パンダが2種類いてはどっちを指すのか分からない!
その区別の為に白黒の大きな熊を「ジャイアント(=大きな)」、小さい熊を「レッサ―(=小さな)」として名前が変わったのです。
パンダの大好物、笹
パンダは毎日、笹を食べてるというイメージがあると思います。
実際に食事の99%が笹になります。
パンダの食事時間はなんと14時間にもなります。
起きている間の半分以上の時間は食事となります。
何でこんなに食事の時間が長いのかというと笹からの栄養吸収の割合が非常に悪いからです。
食べ続けていないと栄養不足になってしまい生きていけないからなのです。
動物園でパンダを飼育する際に食事の量、コストがとてもかかってしまう為、飼育は大変なのです。
絶滅の危機にあるパンダ。その原因がまさかだった…
パンダは絶滅危惧種の動物でもあります。
中国政府もパンダの保護を重点的に行っています。
何故、パンダは絶滅しそうになっているのでしょうか?
動物が絶滅する主な原因はヒトの乱獲、環境破壊など人為的なものがほとんどです。
パンダも乱獲や環境破壊で数が減っていったのでしょうか?
答えは人為的なものでなく、パンダの生態によるものです。
パンダの繁殖期は年に1度、主に3月~5月の間。
メスの受胎が可能な期間はわずか数日ほど。
野生のパンダは群れで行動せず、単独で行動する為、この受胎期間を逃すと来年までまたなければ子孫を残せないのです。
子孫繁栄のチャンスが少なく、なかなか増えていかないのです。
これだけ見ると野生では繁殖する気が無いようにしか思えません。
まとめ
パンダの変な部分について述べてみました。
パンダとは偏食家で野生では生き残る気があまり感じられない、自由気ままに生きている動物です。
パンダにはまだまだ変わった、おかしなエピソードがあります。
しかし愛嬌があるパンダだからこそそんな事も色々と許せちゃうかもしれませんね。