アスペルガー症候群大人の診断法!簡単チェック!
皆さんは、アスペルガー症候群をご存知でしょうか?
アスペルガー症候群とは、コミュニケーションや対人関係に著しい困難を感じることが多く、物事に対するこだわりや興味が過剰となりやすい障がいです。
「コミュニケーションが下手だとのけ者にされてしまう。」
「言われた通りやっているのにいつも怒られる。」
「相手の気持ちが理解できず、人付き合いが苦痛!」
などなど、子供の頃はなんとなく変わり者で通っていたのが、大人になって日常生活に著しく支障をきたしている方が増えているそうですが、この場合、アスペルガー症候群の可能性があるかもしれません。
そこで今回は、このアスペルガー症候群についてお話ししていきたいと思います。
もしかしてアスペルガーかも!?診断法はこちら!
チェックリスト項目のうち、あなたは何個あてはまるかチェックしてみてください。
1.何かをする時、一人でやる方が断然楽でいい。
2.何度も同じ方法で繰り返し用いることが大好き。
3.何かを想像する時、簡単にイメージして思い浮かべることができる。
4.自分では丁寧に話しているつもりでも、話し方がおかしいと言われることがある。
5.他者が気にならない小さな物音が非常に気になることが多い。
6.車のナンバープレートや時刻表など、特に意味のない情報に注目することがある。
7.他者がどのように物事を感じるかを想像することが苦手である。
8.他のことが全く気にならなくなるほど、何かに夢中になってしてしまうことがある。
9.相手の顔色や表情、態度では相手の考えていることや感じていることが分からない。
10.他者の考えや気持ちを理解することが苦手である。
上記の項目が多く当てはまった場合、アスペルガー症候群の可能性があります。
もしも、6項目以上心当たりがあって日常生活に支障を感じているのなら、お近くの医療機関を受診された方がいいかもしれません。
実際に、アスペルガー症候群の診断は医師の問診がメインとなっています。
医師の問診では、「日常的に困っていること」「普段の生活の様子」「得意なこと」
「他の病院にかかっているか」に加え、「子供の頃の様子」についても詳しく聞かれます。
できるなら、自分の子供の頃の様子をご両親から詳しく聞いてメモを取っておいたり、
小学校の通知表などを準備して持参するのもいいでしょう。
その後、心理検査・生理学的検査などが行われて診断が下されます。
基本的にたった1回の受診で診断が下されることはありません。
時間をかけて慎重に診断が下されますので、焦らずじっくり医療機関と関わりましょう。
可能性がある場合の対処法!
もしも、アスペルガー症候群の可能性がある場合は落ち着いて受け止め、今後の対処を考えていきましょう。
アスペルガー症候群の特徴としては、
・他人の気持ちを汲み取るのが苦手
・気に入ったものしか持たない
・使うと意識からなくなる
・繰り返しのパターンで行動することが安心
・好きなことに対して高い集中力を発揮する
・作業の一部分にこだわり全体として見ることができない
・優先順位をつけられない
・目的の手順を考えることが苦手
・五感のうちどれかが過剰or鈍麻なことがある
など、非常に多岐に渡り、障がいの程度も個人によってかなり違います。
アスペルガー症候群のある方は、『人生は、舞台上で行なわれている劇を見ている感覚』と表現しています。
つまり、舞台上のことだから、相手が斬られても痛みが分からないし気持ちも理解できません。
相手が何を考えているのか分からず、自分がどうしたらよいか分からないことも多くあります。
その他、写真のような画像で記憶していることが多く、物事を時間経過で考えていない方もいらっしゃるそうです。
このため、アスペルガー症候群の方が他者と上手くやっていくには、家族や周囲にも障がいについて理解を深めてもらい、サポートをお願いすることが重要です。
具体的には、直接ト書きを書いて渡してもらうこと、どんな状況なのか気持ちなのかを明確な言葉で説明してもらうことが非常に有効となります。
阿吽の呼吸のような、日本人の空気を読む美徳は求めないでください。
アスペルガー症候群の方には、『察してほしいは通用しない!』という認識を持ちましょう。
なるべく具体的に『こうだからこうしてください』と伝えることが重要なのです。
多少言葉がきついかもと感じてしまっても、アスペルガー症候群の方にとっては、それこそが良いサポートなのです。
まとめ
もしも、大人になってから非常に生きづらさを感じており、アスペルガーかもと思われるのなら、一人で抱え込まないで早めに専門機関へ相談し、必要な場合は支援を受けるようにしましょう。
生きづらさが少しでも緩和されますように願っております。