職場の先輩が発達障害⁉
職場の先輩が発達障害の特性をお持ちです。
先輩の机の周辺は、いつも書類で山積みです。
朝一番の挨拶の後、ロッカーから大量の書類箱を持ってくるのが日課です。
私は新人で入社したとき、「先輩方ってこんなにお仕事できるんだ」と驚いたものですが、年次が進んでいくにつれそれはイレギュラーなんだということがわかりました。
書類に集中する時間を作る
先輩はとにもかくにも書類をためがちです。
決してサボっているわけではないのですが、古い仕事が残っていて今更言い出せないものがあったり、締め切り直前に対応して間違えてそのフォローに追われたりと非常に悪循環なルーティーンに陥っています。
その上で、通常のお客様対応等の電話も対応せねばならないので、余計業務が進みません。
よって、上司がタイミングを見計らって(例えば休みや出張の人がいない時や、年末年始等の暇な時期)、先輩に電話・来客対応は一切しない「集中タイム」を与えます。
そこで書類の整理をさせたり、他の人に仕事を依頼するものを仕分けする等して溜まっている書類を減らしにかかります。
その仕事は時として後輩の私にさえ来ることがあります。
仕方ないので、割り切ってやりますが、中には取り掛かり始めてから何ヶ月経過しているの?という書類もあり、正直この集中タイムは頻繁に開催してほしいと思っていました。
勉強会の資料の作成は依頼しない
月1回社員同士の勉強会があるのですが、資料は持ち回りで作成していました。
ですが、先輩が作ると、勉強会直前に資料を作り出し、通常業務に支障をきたすのです。
勉強会直前にコピー機を使われることもあり、他の人に迷惑がかかるので、資料作成は勉強のため若い年次の人が中心になって作成するという方法に変わりました。
どうも締め切り直前にならないとやらない、お尻に火がついてもやらないという傾向があるようです。
前もって準備することが苦手みたいです。
他の先輩は「いっつも締め切り直前に仕事してるから、締め切り過ぎても受け付けてもらえる裏技を知ってたりするよ」と皮肉っていました。
さいごに
この経験を通じて、このような先輩タイプの発達障害の特性のある方は、事務職よりもイベントの司会業とか、肉体労働が向いているのではないかと思いました。
発達障害の特性も人それぞれだということも勉強しましたが、私の職場の先輩は事務職には向いていないと思いました。
メール、書類、電話等やることが多すぎて管理しきれないみたいです。
ただ、先輩が大変そうだと思ったので、自分が困ったときによく見るマニュアル等をわざと先輩に見える位置においたり、困っているようだったら「私それ得意なんで」と年下ながら物怖じせずヘルプしました。
周りがしっかりと特性を理解して、その人にあった仕事を与えたり、さりげなくフォローできる体制が整っていれば、発達障害の方でも十分仕事はしていけると思います。
もっと発達障害についての知識や理解が広まっていってほしいです。