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不登校をどうやって乗り越えたの?体験者の話をご紹介!

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昔からある不登校問題。

「学校、行きたくないなぁ」と、日々、悩んでいる子供さんは今も多いようです。

 

先日、不登校の小中学生について・・・

文部科学省が公表した「平成28年度の問題行動・不登校調査」で、

1千人当たりの小中学校の不登校(年間の欠席日数30日以上)児童生徒数が、

調査開始の10年度以降で過去最多の13・5人に上り、

全学年で前年度を上回り上昇傾向が続いたこと、

また、長期に及ぶ不登校児童生徒が依然多いことが明らかとなりました。

 

現在でも、この問題に心を痛めている当事者やご家族は多いようです。

今回は、そんな不登校を乗り越え、現在は社会で活躍されている方のお話を

お聞きすることができましたので、ご紹介したいと思います。

 

  

不登校からの脱却体験

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ある30代男性の体験談です。

「現在、私は一般企業で働いていますが、中高校とも不登校経験者です。

中学2年生の夏休みから不登校に陥り、卒業式までずっと不登校でした。

もともと、学校の雰囲気に馴染めなかったのと、その後は勉強の遅れも気になり、

ますます学校から足が遠のいていきました。

 

不登校中はPCのオンラインゲームに没頭し、両親とも激しく衝突しました。

自分の気持ちや状態を理解してもらえないのは、本当に辛かったです。

環境をリセットしたら何とかなるのではと、全日制の私立高校を受験し合格。

しかし、集団生活に馴染めず結局退学しました。

 

退学直後は絶望で、何をどうしたらいいのか全く分かりませんでしたが、

大学には進学したいと、高校卒業認定試験を受けるために予備校に通いました。

その時、そこに自分と同じような仲間が数人いて、本音で話すことができ、

自分のことを受け入れ信頼してくれる存在の心強さを知りました。

 

その後、高校卒業認定試験を経て、大学にも無事合格しました。

大学では集団生活を押し付けられず、自分のペースで過ごせたため、

将来に向けてしっかり考えることもできました。」

 

学校ではない居場所づくりと自分の将来について着実に努力し続けたことが、

結果、今に結びついたのだと、男性は嬉しそうに語っていました。

 

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不登校中に一番辛かったことは?

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一番辛かったのは、やはり学校に行けない自分に対する周囲からの目でした。

自分でも、将来への不安はもちろん、両親や友人に顔向けできない、でも行けない、

そんな自分を責められるで、どんどん負のスパイラルに巻き込まれていく感じでした。

 

今でこそ、学校が全てではないと考えられるのですが、中学生の頃の自分にとって、

「学校=人生の全て」に近い印象があったので、そこから外れる自分は

ダメな人間と思っていました。

不登校から、今思うことあの頃の自分に一つ言えるとしたら、

「学校が全てではない」ということです。

 

確かに、通えればそれに越したことはないですが、例えばいじめだったりで、

本当に精神的に追い詰められるような人なら行く必要はないと思います。

 

今はいろいろな形で将来を考えられますし、受け入れ態勢も出来ています。

周囲の理解がなくてしんどいなら、相談場所も探せばそれなりにあります。

もちろん、学校以外での居場所も作れます。なので、学校からは逃げてもいいので、

どうか人生から向き合うのを投げ出さないでほしいと思います。

一時の感情で、自分の将来までを放り投げるのは悲しすぎます。

 

まとめ

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いかがだったでしょうか?

現在、不登校の要因では、1位が不安、次いで無気力となっており、

不安に関する内訳では、いじめ以外の友人関係や家庭の事情が多いそうです。

 

実際、不登校の理由がなんであったとしても、

現状にしんどさや将来の不安を抱えているのはみな同じでしょう。

親御さんも本人以上に、どう向き合い支えるべきか悩んでいらっしゃることと思います。

 

不登校問題は、それぞれに状況が違うため、簡単に答えの出る問題ではありません。

 

何か言えるとすれば・・・

焦らずゆっくり将来について、どういう思いがあるのかをしっかり見据えること、

そして、それに向けてどうしたらいいのか考えること、

また、学校ではない自分の居場所を見つけることも大切なようです。