妊活ストレス!仕事・金銭面・対人関係で悩んだ私の心の変化と対処法
妊活を始めると、それまで感じたことのなかったストレスや不安に直面することがたくさんあります。
今回はある専業主婦の方が体験した妊活を通して感じたことや、仕事・金銭面・対人関係などのストレスに対する対処法などをお伝えします
妊活ストレス
30代前半の専業主婦です。会社員の夫と2人で暮らしています。
妊活を始めて、約3年経ちます。現在、不妊治療専門医に通院中です。
タイミング法で1年ほど治療をした後、転院をして、今は体外受精までステップアップしています。
妊活を始めてから、それまで見えていなかった現実を目の当たりにし、様々な面でストレスを感じることが増えました。
私にとっては、仕事との両立・金銭面・対人関係が主なストレスでした。
仕事との両立
不妊治療に通いながら仕事をするには、職場の人達の理解が不可欠です。
通院のために、遅刻や早退が増え、時には急なお休みをすることも出てきます。
なので、不妊治療に通っていることをカミングアウトした方が、理解を得ることができるかもしれません。
しかし残念ながら私の職場では、それができるような雰囲気ではありませんでした。
金銭面
覚悟はしていたものの、不妊治療に通い始めると、驚くほど膨大な治療費がかかります。
特に体外受精にステップアップすると、それまでの比ではなくお金がかかります。
それとともにどうしても「自然に授かることができれば、このお金は他のことに使えるのに…」などと思ってしまうのです。
対人関係
他人からの何気ない一言にたくさん傷ついてきました。
「早く産んだ方がいいんじゃない」と言われることや、「いつ妊娠するの?」という無神経な質問もされました。
どんなに仲の良い友達からの励ましも、妊活中にはマイナスに受け取ってしまうことがよくあります。
「きっとすぐできるよ」という言葉も、励ましてくれているとわかっていても、「すぐできるなら、こんなに辛い治療していない」などと思ってしまいます。
あきらめること・無理をしないこと
私は不妊治療のために仕事を諦めました
やりたかった仕事もあり、膨大な治療費も必要となるので、本当は両立できればよかったのですが、私にはできませんでした。
周りの目を気にして、肩身の狭い思いをしながら、気を遣いながら通院を続けるのは無理でした。
もちろん、職場に理解があって、両立できるならば、両立すればいいと思います。
しかし、そうではない場合、無理に続ける必要はないと思います。
仕事を辞めてからも「本当は仕事をしたかった」「一番お金が必要な時に稼げないなんて…」などと、色々な思いがありました。
それでも、今はそれを我慢してでも、ストレスをためずに妊活に専念することを優先しました。
金銭面であきらめたこと
金銭面に関しては、仕事とつながる話でもありますが、こちらもある程度「諦める」ことにしました。
お金がかかるものは仕方がない、受け入れるしかないと腹を決めました。
一度夫に、どんどんお金が出ていくことに不安を感じると話したところ、夫はなんてことない顔をして「でも、新車1台買うのを我慢すればいいだけじゃない?」と言いました。
新車1台をどう捉えるかは人それぞれだと思いますが、その時の私には、「ああ、そうか。たったそれだけの話なのか。」と、不思議と気持ちが軽くなったのです。
対人関係であきらめたこと
対人関係については、無理をして人に会うことをやめました。
子持ちの友人の集まりに参加することや、不妊治療のことを話したくない相手に会うこと、すべてをやめました。
もちろん、会いたいと思える人には会います。
ただ、少しでもストレスになりそうな場合は、思い切って会わないという選択肢もあっていいのだと思います。
そして、他人に「理解してもらいたい」と思うことを、一切やめました。
不妊治療に限らず、何事もそうですが、経験した人にしかわからないことはたくさんあります。
それを理解してほしいと思ってしまうと、その分理解されないという現実に打ちのめされ、それもストレスになってしまうからです。
ストレスに向き合いすぎない
妊活のストレスがたまったとき、ストレスを解消することは大切だと思います。
ですが、真正面からストレスに向き合って、一生懸命に解消していく必要もないのかもしれません。
妊活や不妊治療は、どうしたってストレスが付き物です。
それだけ大変なことをしているのだと、時には自分を甘やかしたり、自分に負担となることから逃げたりしてもいいんだと思います。
また、夫やパートナーに理解がある人は、とにかく夫やパートナーにたくさん話をするのがいいと思います。
どうしても女性の方に負担がかかりがちな不妊治療ですが、少しでも負担を分け合えれば、ストレスも軽くなるかもしれません。
自分にとって一番ストレスがかからない環境で、私はこれからも不妊治療を頑張っていきたいと思います。