顕微受精で息子を授かったときの体験談！
30代会社員です。現在2歳の息子がいます。
この子を授かるには非常に苦労しました。
最終的に顕微受精という方法で妊娠することができたのです。
そのときの体験談をご紹介します。
夫婦で不妊治療を開始
結婚して1年が経過しても子供が出来ず、ついに私と旦那両方とも病院に検査をしに行きました。
すると、旦那の方が乏精子症といって、精子中の精子濃度が低く、自然妊娠は難しいことが判明しました。
大変ショックでしたし、旦那もまさか自分に問題があるとは思ってもなかったようで、非常に落ち込んでいました。
お互い子供は欲しかったので、そのまま不妊治療に移りました。
自然妊娠が難しいということはタイミング法は行えないので、まずは体内受精を試みました。
精子を取り、体に注入しました。
しかしやはり精子濃度が低いので体内受精も効果はなく、次のステップの体外受精に進もうと思いましたが、担当医師から体外受精ではなく顕微授精にしましょうと提案されました。
体外受精は体外に取り出した卵子に精子が自力で侵入し、受精する環境を作る方法なのですが、旦那の精子は運動率も悪かったので、体外受精よりも妊娠率の高い顕微授精を勧められたのです。
顕微受精の流れ～卵子採取
何れにしても、まずは卵子を採取するのですが、たくさんの卵子を一度に採取して精子と受精するので、排卵誘発剤というもので排卵時期にたくさん卵子を作りました。
この誘発剤は注射で行うものなのですが、ほぼ一週間打ち続けなければならなく、会社員勤めでとても毎日通えない為、自己注射の方法で誘発剤を打ちました。
やり方は簡単でしたが自己注射は費用が非常に掛かるので金銭面でダメージが大きかったです。
無事卵子をたくさん作り、採取するのですが、これが全身麻酔による採取になるので非常にしんどいものでした。
半日体が怠く辛かったのを覚えています。
顕微受精の流れ～精子と卵子を受精
そうして採取した卵子を精子と顕微授精して、採取した卵子10個中4個がきちんとした受精卵となり、その中の1個、私のお腹に宿ったのが今の息子です。
私の場合は一発ですぐに妊娠出来ましたが、これは非常に運のいいものでした。
自分のお腹の中でちゃんと育つのか、結果がわかるまでは本当にドキドキで、あまり眠れない日がたくさんありました。
他の3個は現在凍結保存してまた子供が欲しい際に使用できるのです。
通院など含めて費用はおおよそ80万ほどかかりましたが(25万は東京都の助成金で返ってきます)お金には変えられない、大事な宝物が出来ました。
さいごに
子供が欲しいと思った時にすぐに病院に検査をしに行ったこと、速いスピードでステップアップの治療が出来たことが非常に重要で、よいクリニックに巡り会えてよかったと思っています。
もし、チャレンジしてもなかなか子供が出来ない方がいたら、是非早いうちに検査をすることをお勧めしたいと思います。
