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共働きの夫が生活費を入れないってアリ?

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 最近、よく聞くお悩みとして「生活費を入れてくれない!」というもの。

安易には信じがたいのですが意外に多く、共働き家庭でもそれが増えているとのことです。

「こんなこと、誰にも相談できない。」

「これが続くなら離婚したいけれど、どうしたらいいの?」

生活費を入れて貰えないと、物理的につらいばかりか、

精神的にも追い詰められてしまう可能性があります。

 

そこで今回は、

夫が生活費を入れてくれない時の対処法についてお話ししていきたいと思います。

 

  

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夫に生活費を入れてもらえるようにするには?

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夫婦共働きの主婦の方から、以下のような相談が寄せられました。

 

「夫婦共働きなのですが、夫が生活費を入れてくれなくなりました。

私の給料をあてにしているのか悪気のない様子で、再三に渡ってお願いしても

まったく相手にしてくれません。実際は、正直苦しく辛いんです。

嫌いなわけではないのですが、今後の事を考えると不安で仕方ありません。

最悪の場合は離婚も考えているのですが、可能でしょうか?」

 

「結婚=生活」というのは大前提ですので、夫婦は共に助け合わなければなりません。

ですので、このように夫が生活費を全く入れず、自分だけが負担する状態に不満を持たれるのは当然でしょうし、もちろん社会的・倫理的にも問題があります。

民法でも、「夫婦は同居し互いに協力し扶助しなければならない」ということが

定められており(752条)、共働きなら生活費はお互い出し合うのが基本です。

 

では実際、夫に生活費を入れてもらえるようにするにはどうしたらいいのでしょうか?

具体的には、以下のような行動をとることができます。

 

・生活費を入れない理由を聞いてみる

そもそも、なぜ夫が生活費を入れてくれないのか明らかにする必要があるでしょう。

この点について、夫婦間で話し合いができるなら、まだ関係を修復できる可能性が高いです。

夫婦間には、お互いの生活レベルが同等になるよう助け合う生活保持義務が課せられるので、

生活費を入れない夫はこの義務を放棄しているとみなされ、法的にも許されないのです。

 

・生活費をすべて書き出し伝えてみる

実際の生活費を細かく書き出し、どのくらい生活費が必要なのかを夫に知らせましょう。

「妻がムダ遣いしている」「妻のやりくりが下手」と不満を持っている夫も多いようなので、

現実的にどのくらい必要なのかを把握させることは重要です。

 

・家族や両親に説得してもらう

夫婦間での解決が難しい場合、お互いの両親や家族などを交えて話し合いをしてみましょう。

もしも、夫が両親や家族には良い人を演じている場合、

生活費を入れていないことにプライドや気恥ずかしさがあるのでこの方法はかなり有効です。

 

・裁判所に調停を申し立てる

手立てがないと感じた場合、家庭裁判所に婚姻費用分担の調停を申し立てれば、

家庭裁判所が問題解決のアドバイスを行ってくれるでしょう。

問題解決が当事者同士でうまくいかなかった場合は、

家庭裁判所が最終的な審判を下すこととなり、

結果、夫に支払い義務があると判断されれば夫側はそれに従わなければなりません。

 

今回のように、夫に収入があるのに妻に生活費を全く渡さないような場合、

正当な理由がないのに夫婦の同居義務や協力・扶助義務を履行しない状態とみなされ、

「悪意の遺棄」民法770条1項2号)として離婚原因に該当する可能性があります。

仮に、悪意の遺棄に該当しなくとも、婚姻を継続し難い重大な事由の一事情として

考慮されることは間違いありません。

 

しかし、上記のように悪意の遺棄を理由に離婚しようと思っても、

裁判まで持ち込まれてしまうと、離婚成立までにはかなりの時間がかかってしまいますので、

できれば話し合いで解決できるのが一番なのですが…。

 

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共働き夫婦の生活費内訳の例をご紹介!

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ある共働きの1ヶ月の生活費は、もちろん世帯の収入によって幅はあるものの、

20〜25万円が最も多く34%の割合とのことです。(ゼクシィ「新生活準備調査2016」より)

 

それでは、一般的な共働き夫婦の1ヶ月の生活費の平均的な支出の内訳を見てみましょう。

1ヶ月の生活費22万円の内訳

家賃:約8万円

食費:約3万円

光熱・通信費:約2万2千円

保険料:約2万2千円

衣服購入や美容代:約1万5千円

交際費、趣味レジャー費:約2万5千円

その他:約2.6万円

 

固定費は毎月変わらないものですし、交際費や趣味レジャーなどもそれなりにかかります。

では将来に備えて貯金する場合、一体どこを節約すればいいのでしょうか。

 

節約するためのポイントとは

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節約



節約するための具体的なポイントには大きく3点挙げられます。

 

・固定費をなるべく安く抑えること

夫婦で携帯キャリアを揃えたり、インターネット回線とスマホ契約を同じ系列会社にすると、割引がきき節約することができます。家賃は給料手取りの25%未満の部屋を探しましょう。

ここを抑えれば、貯金に回せる額がかなり変わってきます。

 

・食事は自炊を心がけること

外食が多い夫婦は自炊に変えるだけで十分な節約になります。

スーパーの特売日にまとめ買いするなどの工夫をすれば、貯金額は一気にUPするでしょう。

 

・水道や光熱費は小さな無駄を減らすこと

水を流しっ放しにしない、使わない時はコンセントを抜くなど、意識して生活しましょう。

日々の心がけひとつで、チリも積もれば山となるです。

 

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共働きの夫が生活費を入れないってアリ?のまとめ

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夫が生活費を入れないという問題は、離婚を考えてもおかしくない重大な問題です。

できることなら、日頃から家計管理について夫婦でよく話し合える習慣を作って、

一緒に家庭を支えていけるような夫婦関係を続けていけるのが理想ですが、

なかなか難しいケースもあるでしょう。

 

もしも、こんな問題にぶち当たってしまったら、自分1人で抱え込むのではなく、

まずは信頼できる誰かに相談して対策を練ることをオススメします。