暗かった人生が一変!勇気が出た言葉や出来事!「個性」とは何?
ある言葉や出来事で勇気が出た!人生が一変した!ということありませんか?
生きるのがそれほど得意ではなかった…というよりも悲観的だった10代、
50代になった今でも、どちらかというとその根本は変わっていないかもしれませんが、
いろいろ人生を重ねてきた経験から、少なくとも今は生きることに前向きです。
多分、自分みたいな人、案外少なくないのかなぁと思っていたらやっぱりです。
今回、「自分の暗かった人生がある言葉や出来事をきっかけに一変した!」という
経験をお持ちの方々から、それぞれお話を聞くことができましたので
それぞれご紹介していきたいと思います。
暗かった人生に勇気をくれたそれぞれの出来事
10代の女性:いじめから立ち直った言葉
「高校時代、いじめに遭っていました。
誰も信用できなくて、何もかもが嫌で自暴自棄になりかけてと本当に辛かったです。
見かねた両親が、ちょうど夏休みということで田舎の叔母の家に預けられることに。
何も話さないぶっきらぼうな態度の私にも、毎日笑顔だった優しい叔母でした。
ある日、「人生は逃げるが勝ちの時もあるから」と、
目の前にスイカが置いてくれたことが忘れられません。
口に運んだ瞬間、全てがどっとこみ上げてきて顔がぐちゃぐちゃのまま
ひたすらスイカをほうばり食べつくしました。
口から胃にそしてお腹へと落ちていくスイカの瑞々しさは、多分一生忘れません。
その叔母が、実は癌で余命1年だったということは、
夏休みから半年後の叔母のお葬式で知りました。
お葬式後、何かが吹っ切れたように、私は高校を中退し高卒認定試験を経て大学へ。
将来、以前から興味のあった福祉関係の仕事に今は就こうと考えて頑張っています。
叔母の「人生は逃げるが勝ちの時もある」という言葉は、
私に高校生活が全てではないという人生の選択肢を与えてくれたと感謝しています。
また、こんなワガママを理解してくれた両親にもいつか恩返しがしたいと思っています。
30代男性:私を救ってくれた妻の言葉
「若い頃から生きていると必ず試練が訪れて生き辛い瞬間があると思っていました。
そして、その試練は年齢を重ねれば重ねるほど、重くなってきている気がします。
10代や20代には考えられなかったような重圧、背負わなければならない責任感など、
毎日をそれこそ必死に生きていたのですが、信頼していた部下の裏切りが、
30代の私の張り詰めていた糸をプツンと切ってしまいました。
しばらく何も手につかなかった休職中のある日、妻が私の肩に手をポンと置いて、
「もう踏ん張らんでもええんちゃう?」と、いう言葉。涙が止まりませんでした。
結局、その会社を退職。今は中小企業ながらアットホームな会社に再就職しました。
先月の妻の妊娠報告は、私に新たなプレッシャーと喜びを与えてくれました。
生きていれば色々あると、あまりかまえずにゆっくりやっていこうと思っています。」
40代女性:病気で落ち込んでいた時の娘の言動
「41歳の時、胃に初期の癌が見つかり、手術のために入院をする事になりましたが、
自分の中で病気を受け入れるのが難しい時期がありました。
その頃の私は、夫の浮気が原因で3年前に離婚。
実家に戻り、これから娘と母との3人の生活に絶望を感じていました。
母に娘を任せっきりでパートをしながらも、若干酒びたりの毎日。そんな中での癌発覚。
バチが当たったのだと思いました。
子供もまだ小さかったので、万が一のことがあったらと、恐怖に震えていました。
そんなある日、お見舞いに来ていた母が席を外し、5歳の娘と2人きりになった時、
娘が、突然私の頭に手をやり「痛いの飛んでけ!」と、頭を撫でてくれたのです。
びっくりと同時に涙が溢れたのに娘は反対にびっくり!「ママ、まだ痛いの?」と。
病室に戻った母が、なかなか家に戻ってこない私を心配している娘に教えたそうです。
皆の優しさに落ち込んでいる場合じゃないと、娘の温かい手をぎゅっと握り誓いました。あれから7年、幸いなことに再発もなく、もうじき娘の小学校の卒業式です。
「生きていれば何とかなる!」辛い時、今はそっと自分で自分の頭を撫でながら、
娘の成長を見守り続けられることに幸せを感じながら、日々前向きに頑張っています。」
いかがだったでしょうか?
3人のお話から「生きる=幸せ」だけではないものの、
人からの優しさで暗闇のトンネルを抜けだすこともできるのだと、
そんなそれぞれの人生を垣間見せていただくことができました。
「個性」とは何?
今の時代、「個性」を大事にとよく耳にしますよね。
でも、この「個性」ってそもそも何なのでしょう?私はいつも答えに困ってしまいます。
「個性(こせい)とは、個人や個体の持つ、それ特有の性質・特徴。
特に個人のそれに関しては、パーソナリティと呼ばれる。」とされています。
しかし、私のイメージでは、「個性=特別で唯一無二なもの」みたいなため、
これでは結局、他者と比較しなければいけないものになってしまうんじゃないかと。
私は正直なところ、自分の人生を他人と比較する必要はないと思っています。
確かに、人よりも良い生活、良い環境で過ごしたいですし、
良い人と出逢って、あわよくば良い人生に繋がっていってほしいなんて。
でも、人は欲深くて、結局これで満足なんてことはきっとほとんどないのです。
それよりも、常に自分がいかに今の瞬間を大切にできるのか、感謝できるのか、
そして、どう今を生きるのか、そこじゃないかと思います。
人生、次の瞬間どうなるかなんて誰にも分からないのですから。
だからこそ、尊い。
そのことを忘れ、毎日を何となく過ごしがちなのは私だけではないでしょう。
どうか、今この瞬間暗闇の中で、もがき苦しんでいる方々も、
「今のそのもがきが、人生において必要!」だと、
「そこから見えなかった素晴らしい景色が未来に広がっていますように!」と、
今を頑張って生き抜いて欲しいと、願わずにはいられません。