糖分が不足すると危険!その症状、低血糖によるものかも… (薬剤師監修)
いつも身体がだるいし重い。
頭がぼぉーっとする。
貧血でもないのにふらふらする。
そんな症状が続いてる方へ。
その症状、体内の糖分が不足しているかもしれません。
体内の糖分不足は実は危険なんです。
体内の糖分が不足すると危険なんです!
体内の糖分が不足すると危険です。 糖は体内で重要なエネルギーの1つです。
お米やパンなどの炭水化物は胃腸で分解され、糖として体内に吸収されます。
糖は主に脳の栄養、エネルギー物質の材料となります。
脳の主なエネルギー源は糖となります。
糖分が少ないと脳の働きが鈍くなりぼぉーっとしたり、ふらつきやめまいなどの症状が出てしまいます。
身体のだるさ、冷や汗などの症状も出ます。
これらは低血糖状態といい、身体が糖分を欲しているサインです。
糖分が足りない脳はその働きをやめてしまうことがあります。
糖分が少なくなりすぎると意識消失などの症状が起きてしまいます。
糖尿病の患者さんが意識消失を起こし、交通事故を起こしたという事件が度々、ニュースに取り上げられるかと思います。
その原因が実は低血糖症状の意識消失であります。
糖尿病って体内の糖が多すぎる状態なのになんで糖が足りない低血糖症状になってるの?
となりますが 糖尿病の薬、インシュリンの注射や血糖値を下げる医薬品が効き過ぎると低血糖の症状が出てしまうのです。
糖分が少なくなると集中力や判断力も鈍ります。
疲労感も溜まりやすく、疲れやすくなります。
長時間、飲まず食わずで仕事をしていると、なかなか集中できない、良い提案が出来ない、疲れやすいなどがある、など経験している方が多いと思います。
そんな時は体内の糖分が少なくなっている可能性があります。
最近だと糖質制限や炭水化物制限などのダイエットが流行りで糖分を抑えている方が多いと思います。
糖分を抑えることで確かに痩せます。
実際に医薬品には糖分を抑えることで中性脂肪値を減らす医薬品もあります。
(しかし、この働きは糖分を減らす事を目的としており、副作用で中性脂肪値が減っているという本来の目的ではないのですが…)
体内の糖分が不足すると中性脂肪を分解し糖分を作るようになります。
中性脂肪が減ると結果的に痩せます。
この中性脂肪が分解さて糖分が生成される過程は1種の飢餓状態である為、身体にとってはあまりよろしくない状態です。
糖分が不足した状態が続くと先で述べたようにふらつきやめまい、身体のだるさなどの症状が出やすくなってしまいます。
更には意識消失などの危険な症状が出てしまいます。
低血糖の症状が出たらどうしたらいい?
ふらつきやめまい、冷や汗、頭がぼぉーっとする、身体がだるいなどの症状が出たら一先ず、糖分を取ってください。
必ず糖分が入っている飲食物にして下さい。
カロリーオフとかノン・シュガー、無糖などの飲食物には糖分が入っていないので意味は無いです。
理想はブドウ糖です。
ブドウ糖は糖分の中でも消化吸収が1番優れています。
周りにブドウ糖がない場合は糖分が入っている飲み物やお菓子などで問題ないです。
仕事に行き詰まったりするときなどは小休憩を取りつつ甘い物を摂取するとより効率がよかったりします。
かと言って小休憩を取り過ぎてサボりがちにならないように気をつけて下さい。
また、適度に糖分をとっているのにふらつきやめまい、頭がぼぉーっとする、だるさが続くような時は糖分が足りない事が原因ではなく別の原因の可能性があります。
お医者さんに診てもらった方が良いです。
まとめ
仕事中に集中できない、ぼぉーっとするような時は糖分が不足している可能性があります。
糖分が不足していると良いパフォーマンスが発揮できないこともあります。
こまめに糖分摂取をし、万全の状態で仕事に取り組む事が良いでしょう。
その頻度が多くなりすぎて仕事をサボりがちになったり、糖分を過剰に摂取しすぎると、糖尿病になったりするので限度は大切です。
ダイエットとしている方も極度に糖分を取らないダイエットは危険です。
ふらつきやめまい、最悪、意識消失で思わぬ事故や怪我、死亡してしまうこともあるので注意してください。