6歳自閉症の娘を育てる40代父親の体験談
6歳の自閉症(でこぼこ型)の娘を持つ、40代の父です。
2歳くらいのころから、こだわりが強いところがあったり、好き嫌いが極端に激しいというのは感じていましたが、始めての子供だったので、こういうものなのかなと思っていました。
3歳になって幼稚園に行き始めて、やはり他の子と比べてコミュニケーションが苦手な為、診断して頂いたところ、軽度の自閉症だと診断されました。
自分なりに娘に接する中で、色々分かってきたことを書きます。
6歳自閉症の娘~得意なこと~
集中してひとつのことをずっと続けることは得意です。
お手本を見ながら、ずっとひらがなの練習を繰り返すので、ひらがなはすぐに書けるようになりました。
ピアノも興味を持っていたみたいだったので、キーボードを買ったら、聞いた曲をそのまま弾いたりすることもできるようになりました。
ぬり絵は隙間なくきっちり塗ります。
絵を描くにしても、例えばコンサートのを描けば観客のキャラクターたちまで
ひとりひとり丁寧に描きます。
6歳自閉症の娘~苦手なこと~
コミュニケーションや物事の説明が苦手です。
今日何があった?と聞いても、具体的な返事が帰って来ることはほぼありません。
こちらが予定確認して、「今日おいも掘りしたの?」と聞くと「うん」と答え、以後「お友達と引っ張った?」等質問に質問を重ねて、その回答の断片をつなぎ合わせて、その日のできごとの全体像を把握するような感じです。
パズルみたいですね(笑)
あとは感覚過敏というか、肌にぴったりくっつくような服は着たがりませんし、足の裏が地面になるだけつかないようにということなのか、素足の時はかかとを上げて歩いているように見えます。
舌の感覚も鋭敏で、好き嫌いはとても多く、食べるものはご飯とパンやうどんなどの炭水化物とお菓子くらいです。
甘いものが好きで、苦味などはとても嫌いです。
呼びかけても無視されることが多いのですが、これは本当に聞こえていません(笑)
正確に言うと、耳には入っているのですが、注意が他に逸れているため、自分への呼びかけと認識していない感じです。
なので、名前をちょっと大きめの声でぽんっと呼んで、こちらに注意が向いてからゆっくり簡潔に内容を伝えればわりと理解してくれる気がします。
6歳自閉症の娘への接し方
育てるのが難しいなと思っていましたが、毎日接して、いっぱい遊んで、じーっと見てたら、程良い接し方がわかってくるものです。
基本的には、集中している時には邪魔をしない。
過剰にベタベタしない。
彼女のこだわりを一旦受け止めてから、イエスかノーかの質問を重ねて、納得するイエスが彼女から出るまで辛抱強く接することが大事だなと思いました。
同じような経験をしているお父さんお母さんのお役に少しでも立てたらと思います。