クラゲに刺された!どうしたらよい?その対処法とは?
ニュースで最近よく耳にする、海岸に打ち上げられている大量のカツオノエボシというクラゲ。
猛毒を持つ危険なクラゲです。
打ち上げられていても触手には毒があり刺されると大変危険です。
夏にかけて海水浴や海辺で遊ぶ事が増えてきますが、クラゲに刺されてしまった時、どうしたら良いのかお教え致します。
そもそもクラゲってどんな生き物?
クラゲは刺胞動物という種類の生き物になります。
体内の90%以上が水分でできている生き物になります。
海だけでなく淡水にも生息しているクラゲもいます。
深海に生息するクラゲには発光するクラゲもいます。
主食はプランクトンとなっています。
最近では水族館でクラゲを展示している所が増えてきています。
優雅に漂うクラゲが癒しとなって人気者になっています。
その一方でクラゲには毒を持ったものが多くいます。
海水浴場で刺されたり、漁業でクラゲの毒で漁師さんが刺されたり、漁で獲れた魚がダメになってしまう事もあります。
一昔前に話題になったエチゼンクラゲという大型のクラゲ。
大量に発生し漁業に甚大な被害が及んでいるとニュースになっていました。
毒を持ち、大量に発生する事から漁師など漁業関係者には厄介者扱いされています。
食用や肥料に出来ないかなど研究が進んでいます。
オーストラリアでは非常に危険な毒を持つクラゲもおり死者を出すほど危ない毒を持つクラゲもいます。
蛇足ですが、このオーストラリアの毒クラゲ、スキューバダイバーのウェットスーツの生地を貫通してしまう毒の刺胞を持っています。
厚手の生地を貫通する刺胞ですが何故かパンティーストッキングの生地は貫通出来ないという、面白い?変な性質があります。
その為、オーストラリアでスキューバーダイビングをする時にはウェットスーツの下にパンスト素材のインナーを使用しているそうです。
クラゲに刺されたらどうしたらよい?
海でクラゲに刺された時の対処法を教えます。
まず、クラゲが目の前にいたら避ける事です。
ミズクラゲは刺されても痛みを感じる事はほぼありません。
ミズクラゲ以外のクラゲを見たら避けるようにすれば安全です。
避ける際にはパニックにならず冷静に避難する様にして下さい。
パニックになると溺れてしまったりしてしまいます。
カツオノエボシというクラゲは水面に水色の袋の様なものを浮かべて漂っているので水面に見えたら直ぐに避難して下さい。
このカツオノエボシは毒が強いです。
触手も長く最大で50cm近くまで触手が伸びているので遠くにいても安心とは限らないので気をつけて下さい。
カツオエノボシ、海岸に打ち上げられている事が良くあります。
打ち上げられた死んだ個体を触っても刺されるので絶対に触らないでください。
クラゲに刺された時の対処法は海水で患部を刺激しない様に洗い、触手や刺胞をピンセットなどで取り除く事です。
真水では洗わない様にして下さい。
真水で洗う事で患部から毒が体内に進行しやすくなってしまいます。
患部を刺激してしまう事も同様です。
触手や刺胞がある場合は素手で無くピンセットの様な器具を用いて取り除くようにして下さい。
クラゲの種類によっては患部にお酢をかけたり40度程のお湯をかける事で毒が弱くなる事があります。
ただし、この対処法、クラゲによっては毒の進行が早くなってしまう事があるので注意して下さい。
その後、病院にかかり適切な治療を行ってもらうようにして下さい。
まとめ
水族館ではクラゲの展示を行っている事が多くなり様々なクラゲを見る事が出来ます。
ペットとしても癒されるペットとして人気が出ています。
そんな癒しのクラゲですが毒を持っている種類が多く存在し、刺されてしまう事も多くあります。
クラゲに刺されたらパニックにならず適切な治療をするように心がけて下さい。
誤った治療を行うと痛みが長引いたり最悪、命の危機にさらされてしまう事があるので気をつけて下さい。