国際結婚は大変!?悲惨!?感覚の違いで破滅させられた従兄弟一家
我が家とその親類一同、国際結婚には苦い思い出しかありません。
本家ともいうべき伯父一家の従兄弟が東南アジア某国の女性Aと結婚したのですが。
知らない間に貯金やらあれこれ引き出されて経済的に破滅し、従兄弟が鬱になってしまったのです。
国際結婚で大変悲惨な思いをした親戚の話をご紹介します。
恋に落ちちゃった従兄弟
従兄弟は上場企業で働いていたエリートリーマンともいえる立場の人でした。
しかし、男子校出身で女性に免疫が無かった時に、ついうっかり会社の近くのアジア系のレストランで働いていた留学生のAさんと出会ってしまったのです。
一応、日本語学校に通っていて、留学生として来日していた彼女でしたが。
確かにかわいくて、地味で、健気で、祖国に残してきた家族のためにバイト代も仕送りしている、という話にすっかり骨抜きになってお店に通うようになり、恋におちてしましたらしいのです。
いや、それはまだいい。 しかし、免疫なさ過ぎてずぶずぶになってしまい、気づいた時には同棲していて、気づいたら妊娠していて、あっという間にできちゃった結婚ということになってしまったのです。
ほぼ事後報告だった入籍
従兄弟は東京、実家である伯父宅は東海地方でした。
ある週末、突然従兄弟がAさんを連れて帰ってきて、パニックになりました。
一足飛びに結婚したから、というのです。
妊娠している、というのもあって、伯父も伯母も呆然として、私の母たち、近隣にいる親戚一同が招集されました。
だからといって、20代後半の社会人だから、止められるものでもないのでは…? という感じで誰も何も言えないままに従兄弟とAさんを見て固まる、という感じでした。
従兄弟の性格を良く解っていた伯母は、個々で反対しても意固地になるだけだから、と半ば容認の方向に動きましたが。
伯父は、その交際の経緯を知って、社会人だけれども、その順序を守れないことに関しては如何なものか、とほぼ無視を決め込むことになってしまいました。
許してもらえなくても、もう入籍していたし(国際結婚て、本当に手続が面倒くさいらしいのですが、理系なだけにそういう手順の段取りはうまかったらしく…)、ということで東京に帰っていった従兄弟でしたが。
蜜月はそれほど続きませんでした。
文化の違いは怖い、と思った
子供が生まれた、というメールが地元のいとこたちの間に届いて暫くして、従兄弟が一人で帰ってきました。
他の従弟たちと一緒に会いに行ったら、Aさんの妹がマンションに棲みついて学校に行き始めた、というのです。
都内の、それほど広くないマンションに新婚夫婦と赤ちゃん(娘)、そしてA妹。
その生活費と、なんと知らない間に学費まで従兄弟の口座から引き落とされ、さらにA妹が稼ぐバイト代はすべて故国に送られ、その小遣いも従兄弟の財布から出ているというのです。
それが、Aの国では当たり前だと言って、話が通じない、というのです。
お金がある人が一族の面倒を見るのが普通なのだとか。
知らない間に貯金もすっからかんにされそれから数年で搾り取られて、従兄弟は鬱に。
そのタイミングで「いろいろおかしい?!」ということでDNA鑑定をしたら、子供との親子関係は否定されてしまい、子煩悩だった彼は破壊されてしまい、すべてを清算して地元に変えることになっていまいました。
その時点で、彼らの結婚を容認した伯母は伯父に追い出されて離婚。
伯父も体を壊し、ほどなく要介護になってしまい、彼らの家は崩壊してしまったのです。
さいごに
全ての人がそうだとは言いませんが。
国や文化が違うと、お金に関する感覚は、こうも違うのか、と驚愕したのでした。
恋に落ちたのは悪いことじゃないと思いましたが、あまりにも従兄弟がかわいそうです。
実際、まったく立ち直れておらず、彼はいっぺんに老け込み、今では細々とネット起業して生活費を得て、伯父の介護を続けています。
国際結婚には、こういう現実もあるんだということを知っておいていただければ幸いです。